2008年7月18日
瀧尾神社

2008年7月18日
瀧尾神社

うなぎと龍が棲む神社

東福寺駅を降りて徒歩3分ほどの場所にある「瀧尾神社」は
創建や由来などがほぼ不明とされています。

京都の豪商、下村彦右衛門(現在の大丸百貨店を築いた)が
瀧尾神社へかかさず参拝してから行商へ行き
その後成功を収めた事から大丸創業の歴史が描かれた絵馬が
いくつも奉納されています。

現在の社殿も下村家の豊富な資金で再建されていて
細部にまで立派な彫刻が施されていています。



提灯に囲まれた鳥居。右端には大丸の提灯もあります。、


呉服屋時代の大丸を描いた絵馬が飾られています。


屋根裏に龍のいる拝殿です。


長さ8メートルにもなる木彫りの龍は、
昔は極彩色だったそうで、近所の人達の間では
「龍が抜け出し、夜な夜な川へ水を飲みに行っていっている。」
といううわさが立つほど迫力のある姿だったそうです。

たまたま神社の方が近くにいらしたので
拝殿内へ入れさせてもらい、
真下から迫力ある姿を拝むことが出来ました。




社殿


社殿にも、鳥や龍、うさぎなど
たくさんの動物の彫刻が施されています。


社殿奥には、安産・子さづけの神様「三嶋神社(みしまじんじゃ)」があります。

元は、東山区渋谷街道沿いに鎮座していましたが、平成12年に瀧尾神社へ移されました。
元の本宮場所にも小さな祠があります。
そこには、源頼経公ゆかりの「揺向石(ようこうせき)」があり、
妊婦が石に手を触れて、お腹をなでると、立派な男の子が授かると伝えられています。

平成6年と平成15年に秋篠宮様が2度も訪問されています。


往古は本宮の後の神池(現音羽川)に、常に数百のうなぎが屯していました。

古伝本朝食鑑(こでんほんちょうしょくかん)には
「生物成長の守護神として、これを食すれば神徳体内に入り陽を興し温を保ち、
痩身を防ぎ諸風(風邪)を退け五痔を治し身中一切の虫を殺し、特に小児の疳虫を封じるもの」
と、記されており、この事が、うなぎを三嶋神社の使者とした所以とさています。、
それが今日に至る盛夏の土用丑にうなぎを食す習慣にもなったと言われています。

産後にうなぎを食べると痩身を防ぎ、産後の回復を早め
母乳を増すといわれますが、身中一切の虫を殺すほどの強いものを妊婦が食べれば
胎児を損なうと言い伝えられ、三嶋神社にて安産祈願中はうなぎを禁食するように言い伝えられています。


昔は生きたうなぎを奉納していたそうですが、現在は絵馬にうなぎの絵が使われています。